人類が初めて撮影に成功した銀河の写真


私達が普段から当たり前の様に知っているようなことでも、
最初は発見から始まります。

この写真は1888年12月29日に”人類が初めて撮影に成功した”アンドロメダ銀河の写真です。

海外掲示板で、この写真についての話題が挙がっていました。


Source: This was the first identifiable picture of the Andromeda Galaxy, taken December 29th, 1888 by Isaac

response :
そもそも、理解出来ないんだけど、
どうやって人間は、あんなに大きい銀河系なんて撮影してるの?

わかる人説明して!!

銀河系は凄く大きくて、凄く遠くに離れてるよね。
たぶん、腕の長さで例えると、小さな指の爪ぐらい。

光量は凄く小さいけど撮影する際は一コマで撮らなくちゃいけないんだ。

天体望遠鏡はモーターを使って追尾するんだ。
銀河が中心になるようにセットしてね。(地球が自転するから)

そして、カメラのシャッタースピードを凄く遅くして、
充分な光量が溜まるまで、数百時間かけて撮影するんだよ。

最近のデジタルカメラではこのようなプロセスは廃止されてるけど、
ハッブル望遠鏡や国際宇宙ステーションの軌道カメラには今でも使われてるよ。

*ミニチュアのハッブル望遠鏡




response :
最近、80年代に書かれたドイツの本を手に取ったんだけど、その本にこの写真が使われてたよ。

その本ではアンドロメダ銀河は、
まだアンドロメダ星雲って呼ばれてたね

かつて、系外銀河のことがよく知られていなかった時代に銀河は星雲と混同されてきた、その名残として現在でも「アンドロメダ星雲」、「アンドロメダ大星雲」、などと呼ばれることもある。

出典元 : Wikipedia


 

response :
当時の天文学者達は、どうやって解釈したの?

当時の天文学者達は討論しまくってたみたいだよ。

1920年代までは天の川銀河が宇宙全体の大きさだって信じられてたから。
1925年にエドウィン・ハッブルが赤方偏移って理論を発表して議論は終決したみたい。

それが、天文学の新しい時代を開くきっかけになって、
宇宙概念の革命になったんだって。

系外銀河の存在の実証、分類


ハッブルがウィルソン山天文台職員となった1919年にはちょうど100インチ (2.5m) フッカー望遠鏡が完成している。これは当時世界最大の望遠鏡であった。1923年から1924年にかけてハッブルがこのフッカー望遠鏡で行なった観測によって、それまで小さな望遠鏡での観測から、我々の銀河系内の天体ではないかと考えられていた「星雲 (nebula)」と呼ばれるぼんやりした天体の中に、我々の銀河系の外にある銀河そのものが含まれていることがはっきりした。ハッブルはこの発見を1924年12月30日の論文で発表している。
ハッブルはまた、銀河をその組成や距離、形状、大きさ、光度などでグループ分けする分類法を考案した。この銀河の形態分類はハッブル分類と呼ばれて現在でも使われている

出典元 : Wikipedia



response :
1800年代の機材で出来るなんて想像もつかないよ。
凄いね!

ガリレオ・ガリレイは月と木星を観測するのに充分な設備を持ってたみたいだよ。(16世紀)

アンドロメダ銀河は木星よりもっと大きくて遠いけどね。

*ガリレオミュージアムに展示されている天体望遠鏡


response :
この写真が一番最初に撮影された銀河の写真なの?
それとも、他にもある?
ググったけど、わからなかった。
良い質問だね!
この写真が人類が初めて撮影に成功した他の銀河の写真だよ!

昔は天の川銀河が宇宙の全てだと考えられていたからね。


response :
ってか凄すぎるだろ!
どれだけの人がこの写真を見て衝撃を受けたことか